2011ラグビーワールドカップで生き残った4カ国のトップを切って、フランス代表のリエヴルモン監督は11日、オークランドで15日に開催される準決勝ウエールズ戦の出場予定メンバーを発表した。先発、控えともに、準々決勝でイングランドを撃破した22名とまったく同じメンバー。
意外にも、フランスとウエールズは今回がワールドカップ初対戦。今年のシックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)では28-9でフランスが勝利しており、PRプクス、SHヤシュヴィリ、CTBメルモズ、CTBルージュリー以外の11名が同試合に出場していた。
準々決勝イングランド戦で最初のトライを挙げチームを勢いづけたWTBクレールは、今大会のトライランキングでトップに並び(6本)、通算成績では11本獲得で3位タイとなった。ちなみに、通算最多トライ王は90年代に最も名を馳せた世界的英雄ジョナ・ロムー(15本/NZ代表)、2位は現在もヨーロッパで活躍しているWTBダグ・ハウレット(13本/NZ代表)。クレールはフランス代表で唯一、2011年大会の全5試合にフル出場しており、タフな肉体と精神をも武器に、残り2試合でトライ記録更新は十分にあり得る。
<2011 Rugby World Cup フランス代表 出場予定メンバー / 10月15日・準決勝 ウエールズ戦>
1.J・プクス 2.W・セルヴァットゥ 3.N・マス
4.P・パペ 5.L・ナレ
6.T・デュソトワール(主将) 7.J・ボネール 8.I・アリノルドキ
9.D・ヤシュヴィリ 10.M・パラ
11.A・パリソン 12.M・メルモズ 13.A・ルージュリー 14.V・クレール
15.M・メダール
16.D・スザルゼウスキー 17.F・バルセラ 18.J・ピエール 19.L・ピカモール
20.F・トゥラン=デュック 21.D・マルティー 22.C・エマンス