ラグビーリパブリック

運命の南ア戦へ 若きワラビーズはベストメンバー揃う

2011.10.07

 前王者・南アフリカとのワールドカップ準々決勝を2日後に控えた7日、オーストラリア代表(ワラビーズ)のディーンズ監督は大一番の出場予定メンバー22名を発表した。先発の顔ぶれは、21歳の天才児オコナーがCTBファインガアと入れ替わってスタメン入りした以外、初戦のイタリア戦と同じメンバー。アメリカ戦で右肩を脱臼したCTBマッケイブと、股の付け根を痛めていたFBビールは故障を完治させ、右手親指の骨折から奇跡的に戻ってきたイオアネは左WTBに入る。
 先発陣の平均年齢は約26歳と若く、スターター15人の平均キャップ数が55を超えたベテラン揃いの南アとは対照的。
 指揮官は「試合中、いかにいい判断を下せるかが勝敗の鍵となるだろう。プレーしている場所と流れを考えて、自分たちがやりたいラグビーに持っていけるか。スプリングボクス(南アフリカ代表)はその点を明確にして戦うことができ、じりじりと相手にプレッシャーをかけてくる手強いチーム。規律の面の重要性はかなり話し合ったので、選手たちは十分に理解しているはずだ。チームはリラックスしているように見えるかもしれないが、彼らは試合に向けて気持ちが高まっている。私は、彼らの準備は整ったと確信している」と力強く語った。
 生き残るのは、今年のトライネーションズ(南半球3カ国対抗戦)を制したワラビーズか、それとも史上初のワールドカップ連覇を狙うスプリングボクスか。決戦はウェリントンを舞台に、現地時間の10月9日18時(日本時間14時)キックオフ。
 


 


<2011 Rugby World Cup オーストラリア代表 出場予定メンバー / 10月9日・準々決勝 南アフリカ戦>


 


1.S・ケプ   2.S・モーア   3.B・アレグザンダー   4.D・ヴィッカーマン   5.J・ホーウィル(主将)   


6.R・エルソム   7.D・ポーコック   8.R・サモ   9.W・ゲニア   10.Q・クーパー   11.D・イオアネ   


12.P・マッケイブ   13.A・アシュリー=クーパー   14.J・オコナー   15.K・ビール


 


16.T・ポロタ=ナウ   17.J・スリッパ―   18.N・シャープ   19.B・マッコールマン   20.L・バージェス   21.B・バーンズ   22.A・ファインガア


 

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