2011ラグビーワールドカップNZ大会・準々決勝で最大の注目カードといえるのが、前回大会王者の南アフリカ対今年のトライネーションズ(南半球3カ国対抗戦)覇者であるオーストラリアの一戦(10月9日/ウェリントン)。6日、南アフリカ代表(スプリングボクス)のピーター・デヴィリアス監督は大一番の出場予定メンバーを発表した。
HOには、実力一番手のビスマルク・デュプレッシーではなく、主将のジョン・スミットが入った。「オールブラックスが司令塔カーターを失った以上に我々にとっては大打撃」と南ア指揮官が嘆いた万能BKフランソワ・ステインの故障離脱により、その穴はCTBジャン・デヴィリアス、FBパトリック・ランビーでカバーする。アキレス腱の怪我から快方に向かっていたLOバッキース・ボタだが、昨日のラインアウト練習中に痛みを再発させ、今大会中の復帰はほぼ絶望となった。よって、第2列はヴィクター・マットフィールドとダニー・ロッソウのコンビ。ルースヘッドPRは、怪力“ビースト”ムタワリラではなく昨年の南ア最優秀選手ガースロ・スティアンカンプを起用する。
先発陣の合計836(平均約55)キャップは過去最多。百戦錬磨の経験で、若いオーストラリアを止めに行く。
<2011 Rugby World Cup 南アフリカ代表 出場予定メンバー / 10月9日・準々決勝 オーストラリア戦>
1.G・スティアンカンプ 2.J・スミット(主将) 3.J・デュプレッシー 4.D・ロッソウ 5.V・マットフィールド 6.H・ブルソー 7.S・バーガー 8.P・スピース 9.F・デュプレア 10.M・ステイン 11.B・ハバナ 12.J・デヴィリアス 13.J・フーリー 14.JP・ピーターセン 15.P・ランビー
16.B・デュプレッシー 17.CJ・ファンデルリンデ 18.W・アルベルツ 19.F・ロー 20.F・ホーハート 21.B・ジェームズ 22.G・アプロン