フランス代表のリエヴルモン監督は4日、ラグビーワールドカップ準々決勝イングランド戦(8日)の出場予定メンバーを発表した。SO先発はスペシャリストのトゥラン=デュックではなく、SHもこなすパラが歴史的敗北を喫したトンガ戦に続き10番をつける。指揮官は「モルガン(パラ)は競争心が強く、ダイナミックな流れが期待できる。SHヤシュヴィリとのコンビネーションもうまく機能している」と起用理由を説明した。トンガ戦から先発の顔ぶれが変わったのは2人だけで、タイトヘッドPRには太もも裏の故障が完治したマスが復帰、NO8にはベテランのアリノルドキが入った。左肩を痛めているCTBルージュリーは今回も13番をつける。
過去、プール戦で黒星を喫したチームがワールドカップ優勝を成し遂げた例はなく、2勝2敗で辛くもベスト8入りしたフランスがトーナメントを制すのはデータ的には厳しい。ワールドカップにおけるイングランドとの対戦成績を見てみると、1991年には準々決勝でイングランドが勝利。1995年は3位決定戦でフランスが勝ったものの、2003年と2007年は準決勝でともにイングランドが接戦を制している。なお、今年のシックスネーションズでもイングランドが17-9でフランスを下した。
プールBを全勝で通過したイングランドは、6日に準々決勝出場予定メンバーを発表する予定。
<2011 Rugby World Cup フランス代表 出場予定メンバー / 10月8日・準々決勝 イングランド戦>
1.J・プクス 2.W・セルヴァットゥ 3.N・マス 4.P・パペ 5.L・ナレ 6.T・デュソトワール(主将) 7.J・ボネール 8.I・アリノルドキ 9.D・ヤシュヴィリ 10.M・パラ 11.A・パリソン 12.M・メルモズ 13.A・ルージュリー 14.V・クレール 15.M・メダール
16.D・スザルゼウスキー 17.F・バルセラ 18.J・ピエール 19.L・ピカモール 20.F・トゥラン=デュック 21.D・マルティー 22.C・エマンス