アジア女子セブンズ3位の日本。2016五輪出場に向けて選手たちの意識は高い
アジア・ウィメンズセブンズ・チャンピオンシップ最終日が10月2日、インド・プネ−であり、日本は12チーム中3位で大会を終えた。
前日の予選でC組2位となった日本は準々決勝で香港と対戦した。前半、大島千佳(PHOENIX)の突破から鈴木実沙紀(関東学院大)と井上愛美(流経大)がトライを奪い、三樹加奈(立正大)もトライを加えて17-0とリード。後半は香港にトライを奪われたが逃げ切り、昨年の広州アジア大会で敗れた雪辱を果たした。
準決勝はアジア最強の中国と対戦。守りを意識して臨んだ日本だったが、中国の個々の強さと速さ、パスの長さと速さに翻弄され、4トライを奪われて完敗した。
3位決定戦では前日の予選で敗れているタイと再戦した。前半、パスダミーで抜け出した大島をサポートした鈴木陽子(横濱ラグビーアカデミー)が先制トライ。鈴木陽子は後半もPKの速攻で大外でもらってトライすると、さらに兼松由香(名古屋レディース)が持って出来たスペースに走り込んでハットトリックを達成した。日本はタイの反撃を1トライに抑え、広州アジア大会の5位からアジアのランキングを3位まで戻した。
決勝では中国がカザフスタンに快勝して優勝。5位以下の順位は、香港、台湾、シンガポール、インド、イラン、韓国、ラオス、マレーシアとなった。
(写真・文/美土路昭一)