ラグビーリパブリック

連覇狙う南アが大ピンチ Xファクター持つF・ステイン帰国へ

2011.10.02

 2011ラグビーワールドカップNZ大会で試合ごとに調子を上げ、史上初の連覇へ視界が広がっていた南アフリカに突如、暗雲が立ち込めた。プール戦全4試合に先発出場し3トライを獲得、黄金の右足で50メートル超のプレースキックを何本も決めてきた万能BKフランソワ・ステインが、サモア戦の終盤に左肩を負傷し、スコッド離脱が決定した。
 「今大会ではいいパフォーマンスができていただけに、とても残念でならない。このような形で終わりを迎え、本当に悔しい。あとは仲間の活躍を祈るだけ」との言葉を残したステインは、手術を受けるために近日中に帰国する予定。ワンプレーで流れを変えられる、何か大仕事をしでかす能力を秘めた「Xファクター」を持つ選手だっただけに、王者スプリングボクスは大きな戦力ダウンとなる。
 ピーター・デヴィリアス監督は2日、替わりに代表14キャップを持つFBザイン・カーシュナーを追加招集すると発表した。かつて「粗削りのダイヤモンド」と言われたカーシュナーは国内リーグを戦っていた最中であり、大舞台で光り輝く準備はできている。


 

Exit mobile version