トップリーグ練習試合「サントリーサンゴリアス対福岡サニックスブルース」が25日、サントリーグラウンドで行われた。前半から両チームともボールをつなぎ、グラウンドを大きく使う展開ラグビーを繰り広げ、後半37分にサニックスが逆転トライを奪うなど、後半だけで5トライを挙げ47-35(前半12-28)で勝利した。
前半は、サントリーが新アタッキングシステムを披露し、5分と7分にFBヒューワットがトライを決め、自らゴールも成功し0-14とした。サニックスが2トライ1ゴールで14-12と迫ったが、サントリーは終了間際37分に、CTB宮本啓がWTB村田のゲインで得たスクラムからトライ、39分はSH成田が決め、12-28で折り返した。
後半は立ち上がりからサニックスがペースをつかみ、4分に司令塔の小野、8分にはルースFWトゥピがいずれも早い展開でトライし、26-28と2点差に。サントリーは16分、CTB岸和田がトライ、ゴール成功で26-35とした。25分前後、サントリーはサニックスゴール前でアタックするも反則で機会を逸する。すると、サニックスは右WTBに入ったヘスケスが再三、突破を見せ、30分にペナルティからボールをスタートすると、ヘスケスが右ライン際を独走し中央にトライ、33-35へ。37分には小野のゴール前に落としたキックパスを藤原がトライにつなげ逆転した。
● サニックス 藤井雄一郎 監督
今日はサントリーに日本代表や外国代表選手がいないので、とにかく勝ちたかった。カウンターアタックからのトライを目指していたので、上手くできたと思います。後半5トライは相手が疲れていましたね。
● サントリー エディー・ジョーンズ 監督
後半途中までは新アタッキングシステムも機能し、トライを奪えたのでよかったです。2日前に8?を走り、今日は疲れに対して頑張れるか試しました。今季の新しい旅は始まったばかりです。
(文・見明亨徳)