ラグビーワールドカップニュージーランド大会を戦う日本代表に追加召集されたSH麻田一平とCTBブライス・ロビンスが20日、チームが滞在するファンガレイの空港に到着した。
SH吉田朋生の左太もも肉離れ、CTB今村雄太の右足関節靭帯の負傷に伴うこのリクエストは、両者とも所属先の関係者から聞いた。トヨタ自動車所属で、今春の日本代表候補合宿に呼ばれながら負傷で辞退していた麻田は、「嬉しいよりも、驚きました。(実感は)沸いていないですけど、チームのためにやろうという気持ちは(出てきた)」と語った。「トヨタでやっていることは日本のスタイルと一緒。ボールを速く動かしたいです。去年、そこを見て(代表入りという)評価をしてもらったと思うんで」。
今季からホンダヒートに加入し、2007年のラグビーワールドカップフランス大会にも出場しているロビンスも「びっくりした。怪我(右内転筋の負傷)をして休みが長かったから」と日本語で語った。往路の成田空港では偶然、帰国したての今村と会い、握手を交わしたようだ。「チームを応援、サポートしたいですね」。
(文・向 風見也/ファンガレイ)