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初出場ロシアはイタリアに完敗も、歴史的W杯初トライを記録

2011.09.20

 ニュージーランドのネルソン(トラファルガーパーク)で20日、ワールドカップ・プールCのイタリア対ロシア戦が行われ、イタリアが9トライを奪って53-17と快勝した。
 初出場のロシアは、アメリカ戦で課題を残したセットプレーを改善できず、特にスクラムでは大苦戦。序盤には集中力を欠いたハンドリングエラーも目立ち、ブレイクダウンの劣勢も大敗の原因となった。
 しかしながら前半34分、途中出場のSHアレクサンドル・ヤニュシキンが瞬発力を生かして相手防御網を突き破り、ワールドカップにおけるロシア代表の歴史的初トライを記録。すると後半はボール支配率も高まり、50分には今年の香港セブンズでトライランキング2位タイだったWTBウラジーミル・オストロウシコが、71分には22メートル内でロングパスを受けたCTBアレクセイ・マコベーツキイがトライを決め、意地を見せた。
 今大会0勝2敗のロシアは25日に次戦、アイルランドに挑戦。1勝1敗としたイタリアは27日のアメリカ戦で2勝目を狙う。