いよいよ今夜(日本時間17時キックオフ)、日本代表が世界最強軍団オールブラックス(ニュージーランド代表)と激突する。ワールドカップで両国が対戦するのは、1995年の南アフリカ大会以来(日本 17-145 NZ)。試合が行われるハミルトンの今夜の天気予報は雨で、時々強い偏西風が吹く恐れあり。
日本は5日後にターゲットのトンガ戦を控えているため、初戦からは大幅にメンバーを変更。対するオールブラックスは、トンガ戦で背中を強打した司令塔カーターに続き、左ふくらはぎに軽度の張りを感じた主将マコウ、右太もも裏を痛めたベテランFBムリアイナも日本戦出場を取りやめた。しかし、ゲームキャプテンを務めるHOメアラム以下、チャンスをもらった選手たちの気合は十分。
ブレイブブロッサムズとオールブラックスの激闘をお見逃しなく!
<2011 Rugby World Cup 日本代表 出場予定メンバー / 9月16日・ニュージーランド戦>
1.川俣直樹(パナソニック) 2.青木佑輔(サントリー) 3.藤田 望(ホンダ) 4.大野 均(東芝)
5.北川俊澄(トヨタ自動車) 6.谷口 到(神戸製鋼) 7.マイケル・リーチ(東芝) 8.菊谷 崇(主将/トヨタ自動車) 9.日和佐 篤(サントリー) 10.マリー・ウィリアムス(豊田自動織機) 11.小野澤宏時(サントリー)
12.今村雄太(神戸製鋼) 13.平 浩二(サントリー) 14.宇薄岳央(東芝) 15.上田泰平(ホンダ)
16.湯原祐希(東芝) 17.畠山健介(サントリー) 18.北川勇次(パナソニック) 19.バツベイ シオネ(パナソニック) 20.吉田朋生(東芝) 21.ウェブ将武(コカ・コーラウエスト) 22.アリシ・トゥプアイレイ(キヤノン)
<2011 Rugby World Cup ニュージーランド代表 出場予定メンバー / 9月16日・日本戦>
1.トニー・ウッドコク 2.ケヴィン・メアラム(主将) 3.オーウェン・フランクス 4.ブラッド・ソーン
5.サム・ホワイトロック 6.ジェローム・カイノ 7.アダム・トムソン 8.ヴィクター・ヴィト
9.アンディ・エリス 10.コリン・スレイド 11.リチャード・カフイ
12.マア・ノヌー 13.コンラッド・スミス 14.コーリー・ジェーン 15.アイザイア・トエアヴァ
16.アンドリュー・ホア 17.ジョン・アフォア 18.アリ・ウィリアムズ 19.アンソニー・ボーリッチ
20.ジミー・カウワン 21.ピリ・ウィップー 22.ソニー=ビル・ウィリアムズ
● グレアム・ヘンリー監督 コメント
(主力の怪我について)
私は心配性だから、彼らの状態が気になるのは当然だ。怪我は軽度だが、悪化させるのは避けたいので欠場を決めた。次週のフランス戦のことは関係ない。ミルス(ムリアイナ)は練習のほとんどをこなしていたが、85%の力でしか走ることができていない。100%の状態でなければ出場は無理だ。
(ソニー=ビル・ウィリアムズのベンチスタートについて)
先週の試合ではいいプレーをした。彼はこれまで12番で出場してきたが、才能豊かなフットボーラーだ。彼には別のチャンスも考えているので、今度は違うポジションでプレーさせるのも選択の一つだ。
● HO ケヴィン・メアラム(ゲームキャプテン)
キャプテンとして地元開催のワールドカップに出場するということは、自分と家族にとって特別な瞬間となる。日本戦でのチャレンジを楽しみにしている。チームとしては、決定力を向上させたい。トンガ戦では多くのチャンスを作りながら、トライに結びつけられなかった。
主力の数人が故障で欠場となったが、出場メンバーがしっかり仕事をして、我々の結束力を証明したい。
● FB アイザイア・トエアヴァ
(開幕戦はWTBでの出場だったが)スーパーラグビーではブルーズのFBとしてもプレーしていたし、何も問題はない。チャンスをもらって興奮している。前試合よりも運動量を上げて、世界最高峰CTBのひとりであるマア・ノヌーらが作るチャンスにうまく絡んでいきたい。