10日に行われたワールドカップ・プールBの試合、イングランド対アルゼンチン戦で、相手HOマリオ・レデスマに膝蹴りをしたイングランド代表LOコートニー・ロウズに対し、懲戒委員会は13日、2週間の出場停止処分を言い渡した。
同日、オークランドで行われた聞き取り調査でロウズは無罪を主張したが、ビデオ記録を含めたすべての証拠チェックが行われた結果、司法官は反則行為があったと判断。当初は3週間の出場停止処分に相当すると考えられたが、ロウズは規律の面において模範的選手であることが過去の記録から証明され、本人は今回の件を深く反省していることから、罰は1週間分軽減された。
ロウズはこれで、18日のグルジア戦と24日のルーマニア戦には出場できない。しかしながら、大会追放という最悪の事態は免れたため、イングランドは出場が濃厚な決勝トーナメントで戦力をキープしたまま、2003年以来の優勝を目指す。