ラグビーリパブリック

前王者南アが1点差勝利 ウエールズは激戦区Dで窮地へ

2011.09.11

 2011ラグビーワールドカップ最大の激戦区といわれるプールDで11日、2大会連続3度目の優勝を狙う南アフリカがヨーロッパの古豪ウエールズと対戦し、17-16で激闘を制した。
 前半3分、南アフリカがFBフランソワ・ステインのトライで先制したものの、FBフックのペナルティゴール(PG)で食い下がっていたウエールズは後半54分、トンガ出身のNO8ファレタウがバランスの良いパワフルランで逆転トライに成功した。
 南アフリカは後半早々に副主将LOマットフィールドが負傷でベンチへ下がり、主将スミットもパフォーマンスが落ちてHOビスマルク・デュプレッシーと入れ替わったものの、SHデュプレアやFLバーガーといったリーダー格がチームメイトを鼓舞。すると65分、敵陣22メートル内でのラインアウトからFWの突進と速いリサイクルでフェーズを重ね、WTBハバナに替わり途中出場したホーハートが中央突破で逆転につながるトライを決めた。
 ウエールズはボール支配率が6割に及んだものの、あと一歩届かず。73分にはPGチャンスを得たが、FBフックのキックは右に外れ、再逆転とはならなかった。
 プールDにはほかに、前回大会ベスト8のフィジーと、今年7月にオーストラリアから金星を奪ったサモアがおり、予選リーグが終了する10月2日まで混戦は続くと予想される。


 

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