ラグビーリパブリック

プールCはオーストラリアとアイルランドが順当勝ち

2011.09.11

 大会3日目を迎えた第7回ラグビー・ワールドカップは11日、プールCの戦いが始まり、南北の強豪であるオーストラリアとアイルランドは格下相手に苦戦したものの、勝利で栄光へのスタートを切った。
 優勝候補の一角オーストラリアは、史上初のベスト8入りを狙うイタリアのラッシュディフェンスに苦しみ、前半を6-6で折り返したものの、後半はラインブレイク力に優れる選手たちが爆発し、32-6で勝利。50分、WTBイオアネの突破をきかっけに、PRアレグザンダーがトライで均衡を破ると、その後もオーストラリアはSOクーパーがスピードと閃きでバックラインを自在に操り、約15分間でさらにCTBアシュリー=クーパー、WTBオコナー、WTBイオアネがトライを重ね、アズーリを突き放した。
 一方、アイルランドは、過去5大会のワールドカップ出場で日本戦以外に勝利経験がないアメリカと対戦(87年、03年に日本戦勝利)し、22‐10と辛勝した。陣地獲得で優位になりながら、格下相手に3トライしか奪えず、ボーナスポイントを獲得はならず(4トライ以上でボーナスポイント1点が勝点に加算される)。22歳SHマレー、26歳SOセクストンという若いハーフ団はゲームコントロールに課題が残った。アメリカは試合終了間際にCTBエメリックがハーフウェイでインターセプトに成功し、今大会のチーム初トライで意地を見せた。


 プールC1位通過を狙うオーストラリアとアイルランドは早くも次戦(17日)に激突。今大会初勝利で風向きを変えたいイタリアとアメリカはともに、次戦は初出場ロシアと対戦する(15日:アメリカ、20日:イタリア)。


 

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