ラグビーリパブリック

女子日本代表WTB山口真理恵 豪州留学完結へカウントダウン

2011.08.23

 ラグビー女子日本代表3選手、高橋はるか、鎌多春香、山口真理恵が所属するオーストラリアのシドニーユニ(シドニー大学女子ラグビークラブ)は20日、シドニー女子ラグビー大会ファイナルシリーズ準決勝で、リーグ4位のペンリスを71-0で下し、決勝戦進出を決めた。準決勝もう一試合、ワリンガとメリーランドのゲームは終了間際までもつれる激戦となり、10-7でメリーランドが勝利している。シドニーユニの連覇がかかる決勝戦は、27日に行われる予定。


 
 FW高橋はいつものように先発フル出場、鎌多はこの試合でベンチ入りを逃した。また、今シーズンでオーストラリア留学を終える山口は、後半途中からWTBとして出場。際立った活躍はなかったものの、ボールを持ったときのスピードは目を見張るものがあり、自らチャンスを切り開こうと、ボールを持たないときもよく走り回っていた。
 ワールドクラスのバックスが揃うシドニーユニは戦力が充実しており、山口の決勝戦ベンチ入りは微妙な状況だ。しかしながら、怪我からの復帰後、わずかなチャンスでもものにしようとする積極的姿勢は首脳陣の目にも届いているはずであり、仮にわずかな出場時間となっても、このオーストラリア留学の集大成を見せてくれると期待する。


(文・写真/Yasu Takahashi)


 



オーストラリア留学の最後まで、懸命に走る山口真理恵


 

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