13日のイタリア代表戦(チェゼーナ)ではセットプレーがやや不安定だった日本代表。21日のアメリカ代表戦(○20−14・秩父宮)ではHO青木祐輔が先発した。「スクラムはよかったけけど、マイボールでフッキングが合わなかった」と、収穫と課題の両面を口にした。前半18分に敵陣ゴール前スクラムを押し込みながらも直後に圧力を受け得点できなかった場面があったが、それについては「前回(イタリア戦)出れなかったメンバーが多かったので、(アピールしたい)気持が空回った。スクラムトライを狙って『がめり』すぎた(欲が出すぎた)」と語った。
後半22分、退く直前のラストワンプレー。タッチライン際をかける相手選手の足元に飛び込み、間一髪でグラウンドの外へ押し出した。歓声を浴びたこの動きについては、「危なかった。外に出せてよかった」と話した。
(文/向 風見也)