フィジーラグビー協会は20日、9月開幕のワールドカップに参加するフィジー代表最終登録メンバー30名(FW 17・BK 13)を発表した。海外チームに所属している選手が大半を占め、国内組は9名。今週、軍隊から退いたLOレオネ・ナカラワもニュージーランド渡航が許可され、選出された(フィジーの軍事政権に反対するニュージーランド政府は、フィジーのすべての軍関係者やその家族に対して入国を認めていない)。
フランス最高峰選手権トップ14で2季連続トライ王に輝いたことがあるWTBナポリオニ・ナランガは、7月22日のオールブラックス戦で手を痛め、現在もリハビリ中だがメンバー入り。9月に35歳の誕生日を迎えるベテランSOニッキー・リトル(ブリストル =イングランド)は、自身4大会目のワールドカップとなる。
一方で、豊田自動織機シャトルズに所属するLOイフェレイミ・ラワンガと、昨季トップ14でモンペリエの準優勝に貢献したWTBティモジ・ナングサは、ともに背中を痛め、外れた。また、外国人として初めてアイルランドラグビー協会・選手協会(IRUPA)の年間最優秀選手に選ばれた万能BKイサ・ナゼワ(レンスター)や、かつて世界最強フィニッシャーと言われたWTBルペニ・ザウザウ(トゥールーズ)などは、あらかじめ代表辞退を表明していた。
キャプテンのPRディーコン・マヌー(スカーレッツ =ウエールズ)を中心にまとまる前回大会ベスト8のフライング・フィジアンズは、今大会は激戦区プールDに入り、南アフリカ、ウエールズ、サモア、ナミビアと対戦する。
<2011 Rugby World Cup フィジー代表 最終登録メンバー>
【PR】
Campese Ma’afu Deacon Manu Setefano Somoca Waisea Daveta
【HO】
Viliame Veikoso Tuapati Talemaitoga Sunia Koto
【LO】
Sekonaia Kalou Leone Nakarawa Wame Lewaravu Rupeni Nasiga
【FL/NO8】
Dominiko Waqaniburotu Sisa Koyamaibole Akapusi Qera Netani Talei Masi Matadigo Malakai Ravulo
【SH】
Nemia Ranuku Vitori Buatava
【SO】
Waisea Luveniyali Seremaia Baikeinuku Nicky Little
【CTB】
Albert Vulivuli Gabirieli Lovobalavu Ravai Fatiaki Vereniki Goneva
【WTB】
Napolioni Nalaga Michael Tagicakibau Kini Murimurivalu
【FB】
Iliesa Keresoni