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南ア主力ジュアン・スミス、無念のW杯辞退 アキレス腱回復せず

2011.08.18


ジュアン・スミス


 


 2月末のスーパーラグビー(ブルズ戦)でアキレス腱を断裂し、全治6〜9カ月といわれながら、自身3大会目のワールドカップ(W杯)出場を目指して懸命にリハビリを続けていた南アフリカ代表のFLジュアン・スミスが、W杯スコッド入りを自ら辞退したことが17日、明らかになった。
 現地新聞『フォルクスブラッド』の単独インタビューで無念の胸中を語っており、回復具合は100%に届かず、開幕まで3週間と迫った現在も復帰の準備ができていないため、チームと仲間、そしてファンのことを優先的に考えて、自ら身を引く決断をしたという。
 彼の馬力ある走りと豊富な運動量、モンスタータックル、ラインアウトスキル、リーダーシップ、そして経験を失うことは、連覇を狙う南アフリカ代表にとって大きな損失である。30歳のジュアン・スミスは2007年W杯の優勝メンバーであり、これまで69キャップを獲得した世界最高峰ルースFWのひとり。
 近日中にも手術を受ける予定で、チーターズの大将として、来年のスーパーラグビー出場を目指す。


 

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