9月開幕のワールドカップ初戦で日本代表と激突するフランス代表は、20日に本番前最後のテストマッチを行う。マルク・リエヴルモン監督は16日、そのアイルランド戦に臨むメンバーを発表し、左足首骨折で3カ月以上も戦列を離れていた63キャップのスターBKオーレリアン・ルージュリーを、アウトサイドCTBで先発出場させることがわかった。一時、ワールドカップ出場は絶望視されていたが、自身3度目の大舞台を目標に見事復活。30歳のベテランは、最後のアピールに燃える。
この試合はセレクションを兼ねているため、HOディミトリ・スザルゼウスキとWTBアレクシス・パリソン以外の先発メンバー13人は、前試合とは違った顔ぶれになった。代表主将のFLティエリ・デュソトワールは休養となり、5月末の国内最高峰大会トップ14準決勝で右手を骨折しながらも決勝の舞台に立った、モンペリエの闘将フュルジャンス・ウエドゥラオゴが3列に加わる。
一方、トップ14決勝で膝を故障したHOウィリアム・セルヴァットゥ(トゥールーズ)は、20日の試合には間に合わなかった。それでも、レ・ブルーの「2番」が期待されている33歳は、地元報道によればリハビリは順調に進んでいる様子で、最終登録メンバー30名への望みはつながっている。
<8.20 アイルランド戦 フランス代表 出場予定メンバー>
1.J・プクス(トゥールーズ) 2.D・スザルゼウスキ(スタッド・フランセ) 3.N・マス(ペルピニャン)
4.P・パぺ(スタッド・フランセ) 5.L・ナレ(主将/ラシン・メトロ) 6.F・ウエドゥラオゴ(モンペリエ)
7.J・ボネール(クレルモン) 8.L・ピカモール(トゥールーズ) 9.M・パラ(クレルモン)
10.D・スクレラ(クレルモン) 11.A・パリソン(ブリーヴ) 12.F・エステバネス(ラシン・メトロ)
13.A・ルージュリー(クレルモン) 14.M・メダール(トゥールーズ) 15.C・エマンス(バイヨンヌ)
16.G・ギラド(ペルピニャン) 17.F・バルセラ(ビアリッツ) 18.J・ピエール(クレルモン)
19.R・ラカフィア(ビアリッツ) 20.D・ヤシュヴィリ(ビアリッツ) 21.F・トランデュック(モンペリエ)
22.V・クレール(トゥールーズ) 23.L・デュカルコン(カストル)