8月2日よりカナダで開催されていた「女子ネーションズカップ 2011」は13日、最終順位決定戦が行われ、優勝決定戦でカナダ代表を41-19で破ったイングランド代表が、シックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)との2冠を達成した。今大会3連覇。優勝に貢献したHOエイミー・ガーネットはこの試合で、女子イングランド代表として初めて記念すべき100キャップ保持者となった。
2010年女子ワールドカップ準優勝のイングランドは今年11月から3年間、世界王者の女子ニュージーランド代表と定期戦を実施することが決定しており、キャプテンの司令塔ケイティー・マクリーンや、英サンデー・タイムズ紙による「2010年最優秀女性スポーツ選手」に選ばれたFLマーガレット・アルフォンジなどを中心に、同国の女子ラグビー界を盛り上げる。
また、今大会リーグ戦で強豪アメリカ女子から歴史的初勝利を奪った南アフリカ女子は、初の入賞をかけ3位決定戦に臨んだが、フィジカルの強さを武器に手堅いディフェンスを見せたアメリカが、29-9でリベンジに成功している。
<第1節 8月2日>
カナダ 52 − 17 南アフリカ
イングランド 15 − 11 アメリカ
<第2節 8月5日>
イングランド 46 − 8 南アフリカ
カナダ 35 − 17 アメリカ
<第3節 8月9日>
南アフリカ 26 − 23 アメリカ
イングランド 22 − 10 カナダ
<3位決定戦 8月13日>
アメリカ 29 − 9 南アフリカ
<優勝決定戦 8月13日>
イングランド 41 – 19 カナダ