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日本代表、強化試合でイタリア代表に逆転負け 金星逃す 

2011.08.14

 日本代表は遠征先のイタリア・チェゼーナで13日、イタリア代表とワールドカップに向けた強化試合を行い、24-31で惜敗した。世界ランキング11位のイタリアに対し同12位の日本は、前半を17-14とリードし、計3トライを獲得したが、アズーリから初勝利を奪うことはできなかった。
 


 キックオフからイタリアペースで試合は進み、日本のミスと反則でゴール前まで攻め込むと、3分、CTBプラティケッティが中央を突破し、先制トライを挙げた。10分には、22メートル内でのラインアウトからモールで前進し、最後はSHゴリがトライ。
 序盤で14点差をつけられた日本は22分、敵陣22メートル外からSOアレジがタイミング良くグラバーキックで突破口を広げると、左サイドを駆け上がったWTB宇薄がさらに一蹴りして、インゴールでボールを押さえた。勢いに乗ったブレイブ・ブロッサムズは28分、相手22メートルライン付近左サイドのラインアウトから、中央でNO8ホラニ、CTBニコラス、CTB平の連係プレーが機能し、2本目のトライを獲得。ゴール成功で同点にすると、38分にはアレジがペナルティゴール(PG)をねじこみ、17-14と日本がリードしてハーフタイムを迎えた。




 若手中心の編成とはいえ、ワールドカップ8強入りを目指すイタリアは地元で格下相手に負けるわけにはいかず、得意のモールドライブで勝負をかけた。45分、イタリアはゴール前5メートル付近でのラインアウトからモールドライブで押し込み、逆転トライ。57分にも、再びラインアウトからのモールドライブで点差を広げた。
 後半は攻めあぐんでいた日本だが、63分、相手のお株を奪うモールドライブでゴール前まで攻め込むと、イタリアが反則を犯し、ペナルティトライを獲得。ゴールも決まり4点差としたが、反撃はそこまで。終盤にPGを追加され、金星獲得はならなかった。
 約3週間のイタリア遠征も終わりとなり、日本代表は15日に帰国予定。その後、東京で合宿を行い、21日にワールドカップ壮行試合としてアメリカ代表と対戦する。


 

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