ワールドカップに向けた強化試合、ウエールズ対イングランドのテストマッチが13日にミレニアムスタジアムで行われ、ホームのウエールズが19-9で逆転勝利を収めた。
イングランドは約7割を相手陣内でプレーし、再三ゴールを脅かしたものの、ウエールズの堅守を崩すことはできなかった。互いにペナルティゴール(PG)で得点を重ね、6-9のイングランドリードで迎えた57分、ウエールズはFBジェームズ・フックのトライで逆転。70分、ウエールズはSHマイク・フィリップスにイエローカードが出て数的不利となったが、その後もハードタックルは衰えず、試合終了間際にはFBフックがPGを成功させ、勝負を決めた。ウエールズはブレイクダウンでも強さを発揮し、ワールドカップに弾みをつけた。
ウエールズの主将HOマシュー・リースが首の故障でこの試合を欠場し、代役を務めた22歳のFLサム・ウォーバートンがマン・オブ・ザマッチに輝いている。
先週も両チームは対戦し、イングランドは第1戦を23-19と勝利していたが、メンバーを大幅に替えて第2戦に臨んだ。今日の敗戦でイングランドの司令塔を務めたトビー・フラッドはゲームコントロールに失敗したため、10番を争うジョニー・ウィルキンソンへの期待は増しそうだ。
次週、ウエールズは遠征してくるアルゼンチンと対戦。イングランドは27日にワールドカップ前最後の調整試合をアイルランドと行う。