ラグビーリパブリック

ウエールズ代表主将HOリース 首の故障でワールドカップ絶望か

2011.08.12


 


 ウエールズ代表のキャプテンを務めるHOマシュー・リースが、首の故障により、ワールドカップを欠場する可能性が高まった。今年の2月から3月にかけて行われたシックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)では全試合に先発出場し、所属するスカーレッツの昨季最終戦でも元気な姿を見せていたが、首に蓄積された痛みが最近になって悪化し、6月のバーバリアンズ戦と、先週末のイングランド戦は欠場していた。
 ウエールズのニュースサイト『ウエールズ・オンライン』によれば、ウォーレン・ガットランド代表監督は、主将リースがW杯の舞台に立つ可能性を「20〜30%」と見ており、注射を受けても痛みが和らがない同国代表47キャップのベテランは、早期手術の決断が迫られている。
 地元メディアでは、早くも代役キャプテン候補の話題が出始め、過去2試合でリーダーを務めた22歳のFLサム・ウォーバートンがその一番手に挙がった。
 ウエールズ代表は、先週末のイングランド戦でFBモーガン・ストッダートが左足を骨折。ベテラン司令塔スティーヴン・ジョーンズはふくらはぎを痛めており、W杯開幕1カ月前の故障者続出に頭を悩ませている。
 北の誇り高きレッドドラゴンズは、1987年の第1回大会3位がこれまでのW杯最高位。2011年大会では、前チャンピオンの南アフリカ、フィジー、サモア、ナミビアと同組「死のプールD」に入っており、予選敗退の悪夢がよぎる。


 

Exit mobile version