ロビー・ロビンソン
2009年の南半球スーパーラグビーで過去最高位の準優勝に輝いたものの、2011年大会では10位に沈み、巻き返しを図るチーフス(ニュージーランド)は8日、前ハイランダーズの若きBKロビー・ロビンソンと来季の契約を交わしたと発表した。
SOとFBをカバーできる21歳のロビンソンは、2008年に18歳でプロデビューを果たし、2010年にはニュージーランド・マオリ代表として3試合に出場。2009年ジュニア世界選手権で来日経験もあり、同国U20代表主力として世界一に輝いている。そのときU20代表主将を務めた、2009年IRB(国際ラグビーボード)最優秀新人のSOアーロン・クルーデンも、ハリケーンズからチーフスへの移籍が決まっており、若い活力がチーフスの新時代を築くと期待されている。ちなみに、チーフスのデーヴ・レニー新監督は、2009年ジュニア世界選手権でU20ニュージーランド代表の指揮官を務めていた。
一方、チーフスも獲得に乗り出しているオールブラックスの新スーパースター、CTBソニー=ビル・ウィリアムズ(SBW)については、ニュージーランドの全国紙『NZヘラルド』は9日付の記事で、「ブルーズ移籍が濃厚」と報じた。オールブラックスのチームメイトには、今季プレーしたクルセーダーズを離れることを明らかにした模様で、事実上、チーフスとブルーズの一騎打ち。それでも同紙は、代表でCTBコンビを組むマア・ノヌーがブルーズ移籍を決めたことや、SBWの母親がオークランド(ブルーズの本拠地)に住んでいることから、近日中にも同国最大都市の人気チームで入団会見が行われるとの見方を示した。