ラグビーリパブリック

シャンパンラグビーの鍵握る仏代表BK2人、故障から完全復活間近

2011.08.03

 フランス代表として63キャップを持つ30歳のベテランWTB/CTBオーレリアン・ルージュリーが、故障から約3カ月ぶりに復活し、早ければ8月13日のアイルランド戦に出場することが明らかになった。国内最高峰リーグ「トップ14」でクレルモン・オーヴェルニュの主将を務めるルージュリーは、5月7日のトゥールーズ戦で左足首を骨折し、ワールドカップ出場は絶望視されていた。今後、フルコンタクトプレーでも問題がなければ、自身3度目のワールドカップ出場は大きく近づく。
 また、ヨーロッパ最高峰大会「ハイネケンカップ」で歴代トライランキング1位(32トライ)のトゥールーズWTBヴァンサン・クレールも、痛めていた右膝の手術に成功し、復帰は間近と見られている。
 9月開幕のワールドカップ初戦で優勝候補の一角フランスに挑む日本にとって、レ・ブルーの陣容は気になるところだが、他の注目選手では、「2番」が期待されているHOウィリアム・セルヴァットゥ(トゥールーズ)は膝の回復に苦戦中。しかしながら、来週中にも本格的トレーニングを再開するとの情報もあり、8月20日のアイルランド戦出場を目指す。同じく膝に不安を抱えるPRトーマ・ドミンゴ(クレルモン・オーヴェルニュ)も、完全復活まで時間との戦い。リエヴルモン代表監督は8月のアイルランド戦ではドミンゴの起用をあきらめており、最終メンバー30名に選ぶとしても、試運転なしで本番に臨む可能性が高い。


 

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