昨季、関東大学ラグビー対抗戦Aの1位で今季は3シーズンぶりの大学日本一を狙う早稲田大は夏、新たな試みを開始した。早大学院、早稲田実業、早大本庄という関東近郊にある系列高のラグビー部員をホームの上井草グラウンドに招いたのだ。将来の有望株の発掘や一貫強化体制の確立が狙い。
7月31日の午後は辻高志・同大監督が芝の上に立ち、早大本庄の選手に守備ラインの形成や出足を事細かに指導した。「系列校出身のコーチとかから『やろう』という声は(以前から)あった。それを今回は本格的に(やることとなった)。シーズンがあるので難しいですけど、(今後も)半年に1回くらいはできれば」と語った。
(文/向 風見也)