ラグビーリパブリック

アメリカはW杯候補を36名まで絞り込む 8月下旬に日本と腕試し

2011.07.25


 


 8月21日に日本代表と対戦し、4大会連続6度目のワールドカップに挑戦するアメリカ代表(イーグルス)が、代表候補を36名まで絞り込んだ。最終スコッド30人は、引き続き行われる強化合宿と8月のテストマッチ3試合を見て決定される。
 今年4月にプレミアシップのノーサンプトン・セインツ(イングランド)へ移籍が決まったLOサムー・マノアは、契約の関係でワールドカップ出場は不可(9月開幕のプレミアシップに専念)となり、代表を外れた。アメリカ・ラグビー協会の公式HPによれば、知将エディ・オサリヴァン監督以下、イーグルスのスタッフがマノアの契約問題に気付いたのは3週間前であり、大会直前に大きな戦力ダウンとなった。
 それでも、6月のチャーチルカップに参戦できなかったPRマイク・マクドナルド(リーズ・カーネギー)や、2007年ワールドカップで脚光を浴びたWTBタクズワ・ングウェニア(ビアリッツ)、ジャパンラグビートップリーグで活躍するFLトッド・クレバー(サントリーサンゴリアス)など、経験豊かなプロ選手は多い。ヨーロッパのトップチームで活躍する選手はほかに、PRウィル・ジョンソン(ロンドン・アイリッシュ)、LOヘイデン・スミス(サラセンズ)、LOスコット・ラヴァラ(スタッド・フランセ)、WTBケヴィン・スワーイン(アジャン)、WTBクリス・ワイルス(サラセンズ)がいる。
 また、今年の南半球スーパーラグビーでハイランダーズ(ニュージーランド)のWTBとしてプレーしたジェームズ・パターソンは、5月のチーフス戦で大胸筋を断裂しリハビリを続けているが、7月末のフィットネステストに合格すれば、バックスの中心選手として最終スコッド入りするのは濃厚だ。
 アメリカ代表のワールドカップ初戦は、9月11日のアイルランド戦。予選プールCに入り、オーストラリア、イタリア、ロシアとも対戦する。


 

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