イタリア代表のニック・マレット監督は22日、ワールドカップ(W杯)に挑むスコッド30名(FW16・BK14)を発表した。テストマッチの経験がない新顔は、HOトマーソ・ダピーチェ(アイロニ)とLOコーネリアス・ファンセイル(ベネトン・トレヴィゾ)の2名。
指揮官はバックローの層の厚さに自信を持っており、NO8の主将セルジオ・パリセ(スタッド・フランセ)がフォワードの核となる。バックスの中心は2011年シックスネーションズで最優秀選手に選ばれた万能BKアンドレア・マシ(アイロニ)。肩を痛めて1年以上も代表から遠ざかっていたFLマウロ・ベルガマスコ (スタッド・フランセ)は、A代表で臨んだ6月のチャーチルカップで復活をアピールし、自身4度目のW杯出場切符を獲得した。
注目の司令塔は、ラグビーリーグ界(13人制)の元スターだったクレイグ・ゴワー(アビロン・バイヨンヌ)が膝の故障が回復せず、合宿中に出場断念を表明。今年のシックスネーションズ3試合で先発出場したクリス・バートン(ベネトン・トレヴィゾ)も落選したため、ルチアーノ・オルケラ(アイロニ)に「10番」の期待がかかる。
イタリアは8月13日に日本代表と、翌週末にスコットランド代表と本番前の腕試しを行い、開催国ニュージーランドに乗り込む。W杯初戦は9月11日のオーストラリア戦。目標である初のベスト8入りを果たすにはアイルランドを破らなければならず、ロシア、アメリカとも予選プールCで戦う。
<イタリア代表 W杯スコッド 30名>
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M・カストロジョヴァンニ(レスター=ENG) A・ロチチェロ(ラシン・メトロ=FRA) S・ペルジーニ(アイロニ)
L・チッタディーニ(トレヴィゾ)
【HO】
L・ジラルディーニ(トレヴィゾ) F・オンガロ(アイロニ) T・ダピーチェ(アイロニ)
【LO】
Q・ゲルデンハイス(アイロニ) M・ボルトラーミ(アイロニ) C・デルファヴァ(アイロニ) C・ファンセイル(トレヴィゾ)
【FL】
R・バルビエリ(トレヴィゾ) マウロ・ベルガマスコ(スタッド・フランセ=FRA) A・ザンニ(トレヴィゾ)
P・ダービーシャー(トレヴィゾ)
【NO8】
S・パリセ (主将/スタッド・フランセ=FRA)
【SH】
P・カナヴォシオ(アイロニ) E・ゴリ(トレヴィゾ) F・セメンザート(トレヴィゾ)
【SO】
L・オルケラ(アイロニ) R・ボッキーノ(プラト)
【CTB】
G・カナーレ(クレルモン=FRA) G・ガルシア(トレヴィゾ) A・スガルビ (トレヴィゾ)
【WTB】
T・ベンヴェヌティ(トレヴィゾ) ミクロ・ベルガマスコ(ラシン・メトロ=FRA) M・プラティケッティ(アイロニ)
G・トニオラッティ(アイロニ)
【FB/UB】
A・マシ(アイロニ) L・マクリーン(トレヴィゾ)