アンドリース・ベッカー
南アフリカ代表(スプリングボクス)の多くの主力が故障者リスト入りしているのは、ワールドカップ(W杯)を見据えた休養作戦だと思われていたが、LOアンドリース・ベッカー(ストーマーズ)は来週中にも足首の手術を受けることとなり、W杯出場が絶望となった。マットフィールド、B・ボタという世界最強ツインタワーに割って入り、先発出場も期待されていたボクス史上最長身(208センチ)の27歳は、スーパーラグビー期間中に足首の腱を断裂していた。
地元メディアが伝えたところによると、スプリングボクスのチームドクターは最善策を探り、専門家たちのさまざまな意見を分析した結果、ベッカーの今後のラグビー人生を守るためにこの時点での手術を決断。26日にケープタウンでメスを入れることとなった。
スプリングボクスのLOはほかにも、4年前のW杯優勝メンバーであるヨハン・ムラー(アルスター)が太もも裏を痛めて豪州遠征スコッドから離脱しており、かなり厳しい状況に追い込まれてきた。
ワールドカップ開幕まで、あと48日。