ラグビーリパブリック

オタゴが35年ぶりにイーデンパークで勝利 オークランド2連敗

2011.07.21


 


 ニュージーランドの州代表選手権大会「ITMカップ」は今週、第2節を迎えており、20日に古豪オークランドと対戦した昨年最下位のオタゴが、35年ぶりに敵地イーデンパークで勝利を収めた。
 昨シーズンの成績をもとにして、ITMカップは今年から上位7チームの「プレミアシップ」と、下位7チームの「チャンピオンシップ」にレベル分けされているが、交流戦も行われることになっており、「プレミアシップ」のオークランドと「チャンピオンシップ」のオタゴが早くも激突した。
 試合は、オールブラックスから落選したばかりのWTBジョー・ロコゾコが2本のトライを決め、オークランドが15-9と前半をリードした。後半、オタゴはPRハラニ・アウリカが一時退場で反撃の出ばなをくじかれたが、、元オールブラックスのPRケース・ミューズ、LOトム・ドネリー、SOトニー・ブラウンといったベテラン勢がゲームを締め、54分、バックローとして途中出場したTJ・イオアネのトライとFBグレン・ディクソンのゴール成功で逆転。その後10分間でさらに2本のトライを奪ったオタゴが、結局、32-25で2連勝を飾った。
 オークランドは開幕戦でもカンタベリーに惜敗しており、今季初勝利ならず。2試合で72失点と、ディフェンスの甘さが改めて浮き彫りとなった。