ラグビーリパブリック

王国の熱き戦い NZと南アで国内最高峰大会開幕

2011.07.16

        


 


 南半球ではスーパーラグビーが終了、ワールドカップまで2カ月を切り、各国ファンの関心は代表チームへと移りつつあるが、ラグビー王国のニュージーランドと南アフリカでは国内最高峰大会が開幕し、ローカルチームの意地とプライドをかけた熱きバトルが始まった。
 ニュージーランドの州代表選手権『ITMカップ』(旧NPC、ANZカップ)は、昨年は14チームの総当り戦が行われたが、今年は上位7チームの「プレミアシップ」と、下位7チームの「チャンピオンシップ」にレベル分けされた。しかしながら交流戦を実施する予定で、交流戦の成績もポイントに反映される。毎年、プレミアシップの最下位はチャンピオンシップ覇者と入れ替わるシステムとなった。
 14日のチャンピオンシップ開幕に続き、15日にはプレミアシップも開幕。昨年準優勝のワイカトは、元オールブラックスの司令塔スティーヴン・ドナルドが全19点を挙げる活躍で、サウスランドに快勝。幸先のいいスタートを切った。今年はワールドカップがあるため、プレーオフは決勝戦のみ行う予定で、9月3日に王者が決まる。


 一方、南アフリカでも地区代表による『カリーカップ』争奪戦が始まった。こちらも、かつては国内の14地区協会による総当りリーグ戦が行われていたが、資金力に勝るビッグユニオンと小規模協会の格差は広がる一方で、現在は「プレミアディビジョン」8チームと「ファーストディビジョン」6チームに分かれて行われている。
 現地時間15日にプレミアは開幕し、最大都市ジョハネスバーグに本拠地を構えるゴールデン・ライオンズが白星発進。熱戦は10月29日まで続く予定で、約120年の歴史を持つ国内最高峰大会の優勝を争う。


 

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