ラグビーリパブリック

またもやツイッター騒動 南アのベテランがSANZAR批判で罰金17万円

2011.07.15


ステファン・テルブランシュ


 


 南半球スーパーラグビーに所属するシャークス(南アフリカ)のベテランBKステファン・テルブランシュが、ツイッターでSANZAR(スーパーラグビーを統轄する、南アフリカ・ニュージーランド・オーストラリアの3カ国連合組織)を批判して、2000豪ドル(約17万円)の罰金を科せられたことが14日、明らかになった。
 テルブランシュがツイッター上で怒りを示したのは、チームメイトであるCTBリアン・スワネプールのプレーオフ出場を認めなかったSANZARの対応について。スーパーラグビーの規定では、レギュラーシーズンで4試合以上プレーしていない者はプレーオフに出場できないことになっており、SANZARは5月28日のワラタス戦・1試合にしか出ていないスワネプールのプレーオフ出場を認めなかった。SOフレデリック・ミシャラク(シャークス)やFLスカルク・ブリッツ(ストーマーズ)など、欧州からの途中加入組で条件を満たしていない選手がプレーオフに出場できたのは、チームに故障者が出た場合の特例として許可されたため。シャークスの場合、プレー可能なCTBがすでに3人いたため、同ポジションのスワネプールは故障者特例の申請も却下されていた。
 14日にSANZARの事情聴取を受けたテルブランシュは、自分の非を認め、ツイッター上でも謝罪している。
 ツイッター関連の騒動はこれまでたびたび起こっており、今年5月にはレッズ(オーストラリア)のWTBディグビー・イオアネがレフリーを批判し、今回と同額の罰金を科せられた。ツイッターを愛用している選手は多いが、自由な発言がトラブルを引き起こす可能性もあり、オールブラックスのマネージメントはワールドカップ期間中、選手のツイッター使用を禁止し(私的フェイスブック、ブログ、新聞コラム等の執筆も自粛要請)、試合に集中させる対策をとっている。


 

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