ラグビーリパブリック

【現地リポート】 W杯への日本代表サバイバル 若手1列などアピールへ

2011.07.12

 フィジー戦を翌日に控え、キャプテンズランがナンディ市内のインターナショナル・スクールで行われた。これまで先発チャンスのなかった選手が中心とあって、コンビネーションはトンガ戦よりも長め。ラインアウトも慎重な調整が行われた。
 ジョン・カーワンHC(ヘッドコーチ)は、前日の会見で「結果よりもパフォーマンス」と発言したことを聞かれ、「明日はすべてがワールドカップ(W杯)に向けた試合。能力を出し切れば、結果はついてくる」。サモア戦から14人が代わったフィジーについても「今年は、“すべてはW杯のため”。フィジーも皆にチャンスを与えるのだろう」と、優勝よりも、W杯に向けたセレクションであることを強調した。
 若手選手の中では特に木津、藤田ら若手1列のパフォーマンスを期待するという。
「インターナショナルラグビーはプレシャーが違う。W杯では選手30人すべてがフルゲームできるような力をつけてほしい」。
 3試合連続で出場するのは菊谷主将、CTBライアンだが、菊谷は「NO8としてのカバーも見たい」という。
 また、NZに帰国していたアリシが12日朝から、チームに「自主参加」。「(負傷していた)ハムストリングスのメディカルチェックをしたい」(JK)という。


(文/森本優子)


 



裏一面で明日の決戦を盛り上げる地元紙。「フィジー・タイムス」(左)と「フィジー・サン」


 

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