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日本女子ラグビー界のヒロイン山口真理恵 骨折乗り越え豪州で復活

2011.07.12


足首骨折から復活した日本代表WTB山口真理恵


 


 今シーズン直前に足首を骨折し、長期リハビリ生活を続けていた女子日本代表WTB山口真理恵が9日、留学先の豪州・シドニー大学女子ラグビークラブ(以下、シドニーユニ)で復活を果たした。メリーランド戦で、当初20分間のみの出場予定だったものの、先発出場で前半40分を無事にプレー。実戦感覚を取り戻した様子で、来週以降、パフォーマンスはさらに上がってくるものと思われる。
 また、元女子日本代表のCTB鎌多春香も2週間ほど前からシドニーの地を踏んでおり、同じくシドニーユニで奮闘している。9日の試合で「13番」をつけた鎌多は、シドニーユニでのデビュー戦を白星で飾った。
 7月に学校を卒業した山口は今年9月に帰国となるが、鎌多は来シーズンもシドニーでプレー予定。頼もしいなでしこ2人が、今後も日本女子ラグビー界を盛り上げていくのは間違いない。


(文・写真/Yasu Takahashi)


 



世界最高峰のオーストラリア代表選手(10番、12番)から高評価を受けた鎌多春香


 



シドニーユニで活躍する山口真理恵(右)と鎌多春香