2007年ワールドカップ優勝メンバーであるPRのCJ・ファンデルリンデ(ストーマーズ)と、テストマッチ未経験のLOヘラード・モスタート(シャークス)が、23日のトライネーションズ開幕戦を控える南アフリカ代表スコッドに追加招集されることが11日、明らかになった。2人とも、先月20日に発表された2011年ワールドカップ第1次登録メンバーには入っていなかったが、チームは故障者続出のため、チャンスが巡ってきた。
スプリングボクス(南アフリカ代表)として69キャップを誇るファンデルリンデは、股の付け根を痛めた影響で今年のスーパーラグビーでは存在感を発揮できなかったが、手術の必要はないと診断されたため、経験を買われて代表復帰となった。PRは特に先発候補の主力選手に故障者が多く、ガースロ・スティアンカンプ(右腕)、BJ・ボタ(膝)、ヤニー・デュプレッシー(膝)、テンダイ・ムタワリラ(太もも裏)らの戦列復帰は、早くても8月中旬と見られている。
26歳のモスタートは代表デビューこそないものの、2008年にスプリングボクスのトレーニングキャンプに参加した経験がある。LOヨハン・ムラー(アルスター)が太もも裏に違和感を覚えたため、代役として抜擢された。