9日に行われた、南半球最強クラブを決める「スーパーラグビー」の決勝戦は、レッズ(オーストラリア)とクルセーダーズ(ニュージーランド)による手に汗握る激闘となり、レッズの初優勝で幕を閉じたが、観客動員とテレビ視聴率ともに過去最高を記録したことがオーストラリア・ラグビー協会の発表で明らかになった。
決勝戦の舞台となったブリスベン(オーストラリア)のサンコープ・スタジアムに集まったのは、なんと5万2113人。同国州代表レベルの試合では、1907年にシドニーで行われた「ニューサウスウェールズ対オールブラックス」戦の4万9327人が最多観客動員記録だったため、104年ぶりに記録を更新した。
そして有料放送『FOX SPORTS』が生中継したこの試合、平均51万8000人がテレビ観戦したことが判明。これは、同国で有料放送されたすべての局、すべての番組のなかで、過去最高。これまでは、2009年4月に放送されたサッカーのワールドカップ予選「オーストラリア対ウズベキスタン」戦の43万1000人が最高だった。スーパーラグビーの視聴記録では、2008年決勝「クルセーダーズ対ワラタス」戦の33万3000人よりも18万5000人多かったこととなる。