太田市運動公園陸上競技場で9日にあった神戸製鋼との試合に、後半から出場したパナソニックFB田邉淳。トップリーグ開幕から3カ月前の試合では珍しくペナルティゴール（PG）が多い試合で、2本のロングキックを見事、成功させた。試合には14-10で勝った。主力選手の怪我などで、この日のパナソニックは多くの若手選手が出場していたが、「若手に勝ち方を覚えて欲しかった。ここ（チームのホームタウンである太田）で勝ったらどれだけ気持ちいいかを身をもって感じて欲しかった」と田邉は振り返った。
今春は日本代表としてアジア5カ国対抗に出場も、6月1日から宮崎・シーガイアであった同代表強化合宿には参加できなかった。6月17日に発表された、今秋開幕のワールドカップニュージーランド大会の日本代表第1次登録メンバーからも外れた。そんななか、「ジャパンから落ちたからパフォーマンスが落ちたというのはプロとしてダメ。常に100パーセントの力を出す準備というのを、今年は特に意識したい」と決意を語った。
（文／向 風見也）