昨季の関東大学リーグ戦1部でそれぞれ1、2位だった東海大と流通経済大との練習試合が3日、神奈川の東海大学グラウンドであった。38-28で流通経済大が勝利した。前半は前年度の大学選手権4強の東海大が28-7と大量リードも、ハーフタイムをまたげば形勢逆転。流通経済大が後半だけで5トライを挙げた。
敗れた東海大のNO8安井龍太主将は、「（前半）勝っていた時も元気がなかったというか、下を向いている感じがあって…。メンタル面の甘さが出たと思いました。（後半の劣勢時は）やってきたことをやれば前には出れる、と僕は心配してなかった。でも、意思疎通にばらつきがあった」。劣勢時、普段の練習に即したプレーを徹底するよう、全員を導けなかったと悔いた。
流通経済大は、後半35分に逆転トライを決めたCTB矢次啓佑が「前半は相手のペースでやられていたけど、後半からは相手より走れるようになった」と語った。春先から取り組んでいるフィットネス強化が奏功したようだ。
（文／向 風見也）