ラグビーリパブリック

2014年女子W杯はフランス開催 日本、3大会ぶり出場目指す

2011.07.01

 IRB(国際ラグビーボード)は6月30日、2014年の第7回女子ラグビー・ワールドカップ(15人制)を、フランスで開催すると発表した。フランスは過去6大会のうち4度、3位に輝いた強豪国で、女子ワールドカップのホスト国に選ばれたのは初めて。
 2016年から7人制ラグビーがオリンピックの正式種目となるため、世界各国で女子の競技人口は急増中。現在、100を超える国と地域で、20万人以上の女子がプレーしているといわれる。男子同様、2013年のセブンズ・ワールドカップ(ロシア開催)後、オリンピックが7人制の最高峰舞台となるが、15人制ではこのワールドカップが最高峰大会。
 女子ワールドカップは、1991年にウエールズで第1回大会が行われ、アメリカが初代王者に輝いている。イングランド女子が第2回大会を制したあとは、ニュージーランドがラグビー大国の底力を見せ始め、2010年大会で4連覇を成し遂げた。


 年々レベルアップしている女子ラグビーは注目度も高まっており、2010年大会の開催国イングランドと世界王者ニュージーランドによる決勝は、1万3253人の大観衆が会場に詰めかけている。また、同大会のテレビ視聴者数は前回大会の倍にのぼり、世界127の国と地域で2億人以上がテレビ観戦したといわれる。


 女子日本代表は、1991年と1994年、2002年に出場。2010年大会はアジア最終予選でカザフスタンに敗れ、涙をのんだ。現在、大舞台に立てるのは12カ国のみ。2014年大会の予選は、2012年からスタートする予定。


 

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