ラグビーリーグ界(13人制)の元スター選手であり、2007年に15人制転向後、イタリア代表としてテストマッチ14試合に出場してきたSOクレイグ・ゴワー(アビロン・バイヨンヌ)が、故障している膝の回復状態が思わしくなく、ワールドカップ(W杯)イタリア代表スコッドを自ら断念したことが29日、明らかになった。
オーストラリア出身の33歳であるゴワーは、昨年末のアルゼンチン戦で右膝の靭帯を痛め、手術。今年のシックスネーションズには出場できなかったものの、経験豊富な司令塔であることから、W杯スコッド候補36名のなかに選ばれていた。
ベテランSOの離脱により、第1次候補から落選していたクリス・バートン(ベネトン・トレヴィゾ)が代役として招集されている。
W杯で初のベスト8入りを狙うイタリアは予選プールCで、オーストラリア、アイルランド、アメリカ、ロシアと対戦する。