2010−2011シーズンのプレミアシップ決勝でマン・オブ・ザマッチに輝き、サラセンズの同大会初優勝に大きく貢献した元南アフリカ代表HOスカルク・ブリッツが、古巣ストーマーズにローンで短期加入し、スーパーラグビーのプレーオフに電撃参戦することが27日、明らかになった。
今週末の準決勝で、ニュージーランド・カンファレンス1位のクルセーダーズと対戦する南ア1位のストーマーズは、中心選手のFLピーター・ローやNO8デュアン・フェルミューレンが故障しており、バックローもカバーできる元同志にSOSを送った。ブリッツはサラセンズ(イングランド)加入前、2006年から2009年にかけてストーマーズでプレーしており、元チームメイトとの結束に時間はかからないと思われる。
負ければ終わりのクルセーダーズ戦で、3列目はスカルク・バーガー、フランソワ・ロー、ニック・コスターの先発が有力、ブリッツはベンチスタートが予想される。
南アフリカ代表ピーター・デヴィリアス監督の評価は低いブリッツだが、2年ぶりの南半球ラグビーで最高パフォーマンスを見せることができれば、グリーン&ゴールド・ジャージを取り戻す可能性は高まる。