ラグビーリパブリック

NZ代表プロップの最多キャップ保持者ウッドコク W杯ピンチ

2011.06.27


トニー・ウッドコク


 


 左足の靱帯損傷で長期離脱中のオールブラックスPRトニー・ウッドコク(ブルーズ)は、7月末開幕のトライネーションズのみならず、約2カ月半後に迫ったワールドカップも、出場が危ぶまれてきた。
 ニュージーランド代表PRとして最多の74キャップを誇るウッドコクは、4月22日のスーパーラグビー(メルボルン・レベルズ戦)以来、試合には出場していない。ニュージーランドの新聞『サンデー・スター・タイムズ』によれば、ジョギングはおろか、左足に体重をかけることさえままならない状態が2カ月以上も続いているという。今週中にウェリントンで始まるオールブラックス第1次合宿に参加予定だが、フィットネステストの結果次第では、安静を基本としたリハビリは方針転換を余儀なくされ、手術に踏み切るしか道はないかもしれない。5月中旬に同じような故障を負ったクルセーダーズのWTBショーン・マイトランドは、スーパーラグビー復帰は絶望視されたにもかかわらず、手術を受けてわずか6週間後に戦列復帰を果たしている。30歳ベテランの決断やいかに。
 世界随一のルースヘッドPRをワールドカップで欠くことになれば、優勝候補本命とはいえ、オールブラックスが威風堂々と構えるのは難しくなる。


 

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