ラグビーリパブリック

アジア5カ国対抗ディビジョン3優勝は中国 将来の躍進に期待

2011.06.26


3トライを奪ってチームを優勝に導いた中国代表主将Zhang Zhiqiang


 


 インドネシアの首都ジャカルタで25日、アジア5カ国対抗ディビジョン3(4部リーグ)の決勝戦が行われ、中国が28-18でグアムを破り優勝、上部リーグへの昇格を決めた。
 前半を5-18とリードされた中国は、後半に入るとSHのキャプテンが巧みなキック戦術で若いバックス陣をダイナミックに動かし、自ら3トライ1ドロップゴールを決める活躍で逆転勝利を収めた。現在世界ランキング65位の中国では、オリンピック正式種目となったセブンズの強化が進んでいるが、キャプテンは「15人制にも才能豊かな若い選手が多い」と自信をつけており、将来の躍進を期待させた。
 3位決定戦では、開催国インドネシアが20-19でパキスタンに逆転勝利。後半39分、第2シードのパキスタンがトライとゴール成功で3点差をひっくり返し、勝負あったかに思われたが、あきらめなかったインドネシアは試合終了を告げるサイレンが鳴るなか、SHカーク・アルンデルが逆転トライを決め、地元のファンと歓喜の瞬間を迎えた。


 



ミラクルトライに向け疾走するインドネシアのSHカーク・アルンデル



(レポート・写真協力/アジアラグビー協会)


 

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