ラグビーリパブリック

アメリカ代表 W杯候補50名発表 サントリーFLクレバー中心に結束へ

2011.06.23


 


 2011年ワールドカップ・アメリカ予選を2位で通過し、4大会連続6度目の本大会出場を決めたイーグルス(アメリカ代表)は22日、トレーニングスコッド50名を発表した。先週までイングランドで開催されていた「チャーチルカップ」の出場メンバーに加え、今年の南半球スーパーラグビーでハイランダーズ(ニュージーランド)のWTBとしてプレーしたジェームズ・パターソンを初招集。母親がアメリカ人であるパターソンは、高校時代に母の母国でアメリカンフットボールをプレーした経験があり、ラグビーに専念するようになると、U19アメリカ代表でキャプテンを務めた若手注目株である。
 ほかには、前回のワールドカップで世界最高峰WTBブライアン・ハバナ(南アフリカ代表)を振り切り、一気にスポットライトを浴びたWTBタクズワ・ングウェニア(ビアリッツ)や、プレミアシップのサラセンズで活躍するWTBクリス・ワイルスとLOヘイデン・スミスもチームに合流した。
 チームの大黒柱は、日本ラグビー界でも存在感を増すFLトッド・クレバー(サントリーサンゴリアス)であり、アイルランド代表を率いた経験のある知将エディ・オサリヴァンが監督を務める。
 チャーチルカップではディフェンスの弱さを露呈しており、7月の合宿では防御面の整備とフィットネス向上に重点が置かれそうだ。8月末には日本代表との腕試しも予定されており、ワールドカップではプールCで、アイルランド、ロシア、オーストラリア、イタリアと対戦する。
 ちなみに、2007年大会の成績は0勝4敗。過去、決勝トーナメントに進んだ経験はなく、これまでに挙げた2勝はいずれも日本から奪っている(1987、2003)。


 

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