イタリア代表のニック・マレット監督は20日までに、ワールドカップ・スコッド候補を36名まで絞り込んだ。
シックスネーションズで初めてフランスを破るなど力をつけているイタリアは、今年の同大会出場選手が中心となったが、3試合で「10番」をつけたクリス・バートン（ベネトン・トレヴィゾ）は外れた。51キャップを誇るベテランHOカルロ・フェストゥチア（ラシン・メトロ92）も選出されず。
その一方で、ラグビーリーグ界（13人制）のスター選手であった、オーストラリア人のSOクレイグ・ゴワー（アビロン・バイヨンヌ）は代表復帰。14キャップを持つ33歳のゴワーは昨年末のアルゼンチン戦で膝を故障し、今年のシックスネーションズには出場できなかったものの、経験豊富な司令塔であることから、合宿参加のチャンスが与えられた。
チームの中心は、主将のNO8セルジオ・パリセ（スタッド・フランセ）、2011年シックスネーションズの最優秀選手である万能BKアンドレア・マシ（アイロニ）、そしてベルガマスコ兄弟（FLマウロ＝スタッド・フランセ、WTBミルコ＝ラシン・メトロ92）など。
ワールドカップで初のベスト8入りを狙うイタリアは、本番前の8月、日本とスコットランド相手に練習試合を行い、9月11日のオーストラリア戦を迎える。アイルランド、アメリカ、ロシアもプールCのライバル。