今秋開幕のラグビーワールドカップニュージーランド大会に臨む日本代表は22日、東京での合宿を始めた。6月1日から10日までの宮崎合宿を経てリストアップされた30人の選手はこの日、午前中は攻守の連携を確認し、午後はウエイトトレーニングに時間を費やした。7月2日からのパシフィックネーションズ杯に向けた最終調整といった位置づけの合宿に際し、ジョン・カーワンヘッドコーチは「試合に向けてプレー(調整)するのを見たいので、練習時間は短くなる。選手にはメンタルを上げていって欲しい」と語った。オフ明け初の練習とあって、午前中の練習ではミスが多かったが、FL/NO8菊谷崇主将は「久しぶりに集まって、求めているものとは違うところもありました。また明日、(個々が高い)メンタルを持って入れるようにと皆に言いました」と語った。
(文/向 風見也)
新ジャージ発表会見で感想を述べる日本代表PR畠山健介(中央)
また、日本ラグビー協会はこの日、9月開幕のワールドカップで日本代表が着用する新ジャージを発表した。デザイン的に従来のものから大きな変更はないが、約14%軽量化されたもので、通気性が高まった胸部は、特殊加工で捕球時にボールが滑りにくいよう工夫がされている。発表会見には、テレビ番組でラグビー日本代表を応援しているお笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の姿もあり、選手たちにエールを送っていた。