エディー・ジョーンズ監督が「アグレッシブ・アタッキング・ラグビー」提唱し、昨季日本選手権で優勝したサントリーは、2季連続でNO8竹本隼太郎が主将を務める。首脳陣からは春の始動前に「来年も(主将を)やってくれるか」と打診されていた。その折に「おいしいお酒とご飯をいただいた」ことを受け、「先行投資していただいた分、今年、恩返しします」と当時を振り返った。
自陣深くからも果敢に攻めるスタイルを貫くべく、春先はフィットネス練習が多い同クラブだが、特に今季は「昨季よりきつい。エブリデイフィットネス」とLO眞壁伸弥。竹本隼は「フィットネスじゃない練習もハード」と言いながら、「去年よりベースが上がっていて、(入社)6年目ですけど、今年が1番高い地点からスタートできている」。6月時点でのチームの仕上がりに手応えを掴んでいた。「毎週、毎試合、毎練習、何か(のレベル)を上げていくチームに仕上げていきたい」と続けた。
個人のプレーについては、「去年はフィットネスが上がった。今年は質」。攻守でチームの流れを一発で引き寄せるビッグプレーを数多く見せたいと語った。
(文/向 風見也)