昨季日本選手権を制したサントリーは18日、サントリー府中スポーツセンターで練習試合を行い、大学選手権2連覇中の帝京大を59−17で下した。序盤はボール争奪局面で果敢に仕掛ける学生から先制されるも、前半途中に修正。この日ゲーム主将だったFL佐々木隆道は「そこでコンタクトを避けると帝京大のペースになる。ここは我慢比べ」。真っ向勝負を繰り返すうちに縦横無尽に駆け回る「アグレッシブ・アタッキング・ラグビー」というクラブ文化を、チームは表現できるようになった。佐々木も2トライを挙げ、「サントリーのスタイルを80分出そうという意識が出て、意義のあるゲームでした」と振り返った。
(文/向 風見也)