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明治大主将は溝口 「練習、普段の生活からチームを引っ張る」

2011.06.09

 関東大学対抗戦Aの明治大の今季主将は、CTB溝口裕哉となった。
 最上級生同士の話し合いでは、2月頃に主将になる意思を固めたが、吉田義人監督の意向で正式就任は持ち越された。当時、指揮官は告げた。「4年生が3年生の時に自律していなかった。人任せだった。そのまま主将を決めたら『あいつらに任せればいい』となる。日本一に向かって荒波にさらされる時に、まとまってないやつらは空中崩壊する」。立候補した溝口には「意思と実際に取り組むかどうかは別問題。でも、お前のことは見ているよ」と諭し、5月中旬の正式就任に至った。
 溝口は言った。「4年生全体にリーダーになるという意識が低かった。練習、普段の生活で4年生がチームを引っ張らないと強いチームはできないけど、最初はまだまだチャラけた部分が出ていた。ミーティングを続けて変えていった。早く変わってくれたんで、今はいい感じになってきた」。


(文/向 風見也)


 

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