4月23日から5月21日まで開催された「アジア5カ国対抗 2011 トップ5」で、格上相手に奮闘したスリランカ代表だが、日本代表戦にも出場したFLキース・クルシンゲハ、FBサリヤ・クマラなど3選手がドーピングテストの結果、禁止されているステロイドの陽性反応を示したことが明らかになった。
6月4日付のスリランカの新聞『デイリーニュース』(電子版)によると、3選手がドーピングテストの対象となったのは、地元コロンボで開催されたUAE(アラブ首長国連邦)戦と、香港戦のあと。スリランカラグビー協会の事務局長が同紙のインタビューに答え、「詳しい調査が完了するまで、IRB(国際ラグビーボード)は3選手に対し、すべてのレベルでのラグビー試合出場を禁止するだけでなく、トレーニングやコーチング参加も認めない」と語った。最悪の場合、処分は1年から3年におよぶ可能性もある。
検査に協力した国内アンチ・ドーピング機関は、4テストのうち3つで陽性反応があったことを明かしているが、その詳しい物質が何であるかについては回答していない。