ラグビーリパブリック

横山健が右膝前十字靭帯断裂から1年ぶりの復活

2011.06.02

 7人制ラグビーの国内最大級の大会であるセブンズフェスティバル。秩父宮ラグビー場で5月29日に行われ、1回戦敗退組によるコンソレーショントーナメントではリコーが優勝した。スピードとスキルのある双子として拓殖大在籍時は7人制日本代表にも名を連ねたWTB横山健一、伸一が長所を存分に発揮した。
 兄の健一にとってはこれが復帰戦だった。昨年4月25日の前回大会、NEC戦で右膝前十字靭帯断裂の怪我を負った。以後、1年間のリハビリ生活を過ごした。この日に本格復帰できるようコーチやチームドクターに直訴していた。当日は怪我をした際の相手だったNEC相手に2トライを奪い、1日計3試合で3度ゴールラインを割った。釜石との決勝戦に勝利後は「涙が出ましたね。仲間、家族、スタッフ、チームが支えてくれて…」。こちらも活躍した弟の伸一と、喜び勇んでロッカールームに戻った。


(文/向 風見也)


 

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